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東京都中央区|法人顧問を中心とした税理士事務所

白旗淳税理士事務所

【どっちがお得?】合同会社(LLC)設立の税務メリットと、株式会社との違いをプロが解説

「会社を作るなら株式会社」と思っていませんか?
最近、AmazonやAppleなどの大企業も選んでいる「合同会社(LLC)」
最大の魅力は「設立費用の安さ」ですが、実は税務面でも、使い方次第で株式会社より柔軟な動きができるのが特徴です。
今回は、起業を検討中の方が知っておくべき「合同会社の税務的なホントのところ」を、わかりやすく解説します。

合同会社と株式会社、税金に違いはある?

まず、一番気になる「払う税金の種類や金額」について。
結論から言うと、合同会社も株式会社も、かかる税率は全く同じです。

  • 法人税の計算ルール: 同じ
  • 経費にできる範囲: 同じ
  • 社長の給料(役員報酬)のルール: 同じ

「合同会社だから税金が安くなる」という直接的なマジックはありません。しかし、「利益の分け方」という一点において、合同会社には大きな武器があります。


💡 合同会社を選ぶ3つの税務・財務メリット

1. 【利益の配分】が自由に決められる(最大の特長!)

株式会社の場合、利益(配当)は「株をたくさん持っている人」が多くもらうルールです。
しかし合同会社は、「お金は出していないけど、すごい技術を持っている人」に利益を多く分配するといった設定が可能です。

例えば…
出資金は社長が90%出したが、実際の仕事はパートナーが100%こなしている場合。
定款(会社のルール)で決めれば、利益を5:5で分けることができます。これは節税やモチベーション設計に非常に役立ちます。

2. 【設立コスト】を抑えて、事業にお金を回せる

会社を作る際、国に払う税金(登録免許税)が大幅に違います。

項目株式会社合同会社(LLC)
登録免許税最低15万円最低6万円
定款の認証手数料約3〜5万円0円

差額で約15万円ほど浮く計算になります。この「浮いたお金」を広告費や設備投資に回せるのは、創業期には大きなメリットです。

3. 【社会保険】の扱いは株式会社と同じ

個人事業主とは違い、社長一人でも社会保険に加入できます。
「将来の年金を手厚くしたい」「家族を扶養に入れたい」という場合、株式会社と同じメリットを享受しつつ、安いコストで法人化(法人成り)が可能です。


⚠️ ここは注意!合同会社の落とし穴

「パススルー課税」は日本では選べない

アメリカのLLCは、会社に税金がかからず、オーナー個人の税金として合算できる「パススルー課税」という仕組みがありますが、日本では適用されません。
あくまで「日本にある一つの法人」として課税される点は、混合しないよう注意が必要です。

役員報酬のルールは厳守

いくら自由度が高いといっても、社長の給料を月ごとにコロコロ変えると、経費として認められません(定期同額給与)。このあたりの税務ルールは株式会社と同じくシビアです。


🏁 結論:あなたは合同会社に向いている?

以下の項目に当てはまるなら、合同会社は賢い選択といえます。

  • 初期費用をできるだけ抑えたい
  • 自分一人、あるいは気心の知れた仲間と少人数で経営する
  • 出資額に関係なく、頑張った分だけ利益を分け合いたい
  • 「株式会社」という肩書きにこだわりがない

税理士からのワンポイントアドバイス

合同会社は「自由」だからこそ、最初の「定款(ルール作り)」が命です。ここで税務的な視点を入れ忘れると、後から利益配分で揉めたり、余計な税金がかかったりするリスクがあります。

「自分のビジネスにはどっちが合っているんだろう?」と迷われたら、ぜひお気軽に白旗淳税理士事務所へご相談ください。あなたの起業の第一歩を、税務のプロとして全力でバックアップします!

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